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ピロリ菌検査

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ピロリ菌と胃がん

日本では毎年約5万人が胃がんにより亡くなる「国民病」。ところが胃がんを進行度で見た場合、早期胃がんの予後はきわめて良好で、5年生存率95%以上です。また、わが国では治療の進歩により胃がんの5年生存率は60%を超え、欧米の20%を大きく上回っています。

わが国の10代、20代ではピロリ菌の感染率は約10%ですが、65歳以上では70%を超えています。幼少時にピロリ菌に感染するとヘリコバクター・ピロリ感染胃炎が発生、これが長く続くと萎縮性胃炎を引き起こし、その間に十二指腸潰瘍、胃潰瘍、胃過形成性ポリープ、胃がんなどを発症する可能性が指摘されています。ピロリ菌に感染していない人ではこれらの疾患が少なく、また、感染している人でも除菌治療によって、これらの発症を予防することが期待できます。

 

ピロリ菌の呼気試験

 当クリニックでは「尿素呼気試験法」によるピロリ菌検査を行なっています。6時間の食事制限ののち、錠剤を内服、20分ほど安静にしていただき呼気を採取するだけの苦痛がなく精度の高い検査です。ピロリ菌が陽性の場合、胃内視鏡検査をお勧めします。

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Last modified on 火曜, 03 2月 2015 09:57
TOKYO-CLINIC

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